標準管理規約全文解説

2025.03.11

単棟型標準管理規約の全文解説のまとめになります。

各条項について研究室独自監修による解説を行っています。

管理組合におけるマンション管理の参考にお役立てください。法改正や記事の修正等、順次対応してまいります。

現時点では管理組合のために無料開放していますが、今後の有料化については未定です。

目次

第１章総則
第２章専有部分等の範囲
第３章敷地及び共用部分等の共有
第４章用法
第５章管理
1. 第１節総則
2. 第２節費用の負担
第６章管理組合
第７章会計
第８章雑則

第１章総則

第1条目的

【規約解説】マンション標準管理規約第1条とは？規約の目的と管理組合が守るべきポイントを解説

マンション標準管理規約第1条は「規約の目的」を定めた重要な条文。管理組合や区分所有者が守るべきルールや、住民の共同の利益を維持するための5つのポイントを実務に精通するマンション管理士が分かりやすく解説します。

第2条定義

【規約解説】マンション標準管理規約第2条とは？管理規約に頻出する用語をわかりやすく解説！

マンション標準管理規約第2条の「定義」をわかりやすく解説！「区分所有権」「共用部分」「電磁的方法」など、管理規約に頻出する用語を整理。国土交通省の補足事項や注意点もマンション管理士が紹介します。

第3条規約及び総会の決議の遵守義務

【規約解説】規約と総会決議は守らないと？マンション標準管理規約第3条を徹底解説

マンション標準管理規約第3条では、区分所有者が管理規約や総会決議を遵守する義務が定められています。本記事では、条文の解説と、遵守しない場合のリスク、管理組合が取るべき対応を、マンション管理士である筆者が詳しく解説します。

第4条対象物件の範囲

【規約解説】マンション管理規約の「対象物件の範囲」とは？管理組合の重要確認事項

マンション標準管理規約第4条「対象物件の範囲」の解説です。別表第1の内容や管理組合・区分所有者が注意すべきポイントを詳しく解説します。附属施設や敷地の権利関係、提供公園の管理責任なども、マンション管理士の筆者の視点から詳しく紹介しています。

第5条規約及び総会の決議の効力

【規約解説】マンション標準管理規約第5条とは？規約と総会決議の効力を詳しく解説

マンション標準管理規約第5条では、管理規約や総会決議の効力が区分所有者・賃借人・承継人にも及ぶことが明記されています。本記事では、規約の適用範囲や遵守のポイント、よくあるトラブルとその解決策をマンション管理士が解説。管理組合やオーナー必見の内容です。

第6条管理組合

【規約解説】初心に返り、改めて管理組合とはどういう団体なのか紹介

今回取り上げるのは、標準管理規約第6条「管理組合」です。普段何気なく使っている管理組合という言葉ですが、そもそも分譲マンションにおけるどういう団体なのか、条文やその補足事項を取り上げて詳しく解説します。

第２章専有部分等の範囲

第7条専有部分の範囲

【規約解説】管理組合でよく話す専有部分とはどういう所を指しますか

マンションのルールを定めた標準管理規約第７条には、自分の持ち物である専有部分の取り決めがあります。室内は専有部分と捉えがちですが、室内にあっても専有部分でないもの、また室外でも専有部分のものもあります。今回は専有部分とそれ以外の区分について紹介します。

第8条共用部分の範囲

【規約解説】法定・規約、全体・一部と種類がある共用部分を紹介

標準管理規約第８条には、共有部分の範囲の紹介があります。専有部分以外は共有部分という位置づけですが、どのようなものがあるのでしょうか。さらに一部共用部分と全体共用部分、規約共用部分と法定共用部分の概念についても詳しく紹介します。

第３章敷地及び共用部分等の共有

第9条共有

【規約解説】マンション標準管理規約第9条『共有』を解説！区分所有者が知るべきポイント

マンション標準管理規約第9条「共有」を詳しく解説。マンション管理士が区分所有者と管理組合が注意すべきポイントを分かりやすく説明し、資産価値向上のヒントを提供します。

第10条共有持分

【規約解説】マンションの「共有持分」とは？標準管理規約第10条を分かりやすく解説

マンション標準管理規約第10条「共有持分」の基本をマンション管理士が独自の切り口を用いて解説。管理費負担や議決権に与える影響、国土交通省の補足事項についても詳しく説明します。

第11条分割請求及び単独処分の禁止

【規約解説】マンション標準管理規約第11条とは？「分割請求・単独処分の禁止」を徹底解説！

「マンション標準管理規約第11条」の内容を分かりやすく解説！敷地や共用部分の分割請求、専有部分と共有部分のセット処分のルールとは？国土交通省の補足説明や、区分所有者・管理組合が注意すべきポイントもマンション管理士が詳しく紹介します。

第４章用法

第12条専有部分の用途

【規約解説】専有部分には使用方法があり勝手に民泊は出来ない？

今回は標準管理規約第12条の専有部分の用途について紹介します。区分所有者の持ち物である専有部分であっても、使用上の注意がマンション管理規約で明確に定められています。特に民泊については注意が必要であるため、その点について詳しく解説します。

第13条敷地及び共用部分等の用法

【規約解説】マンション標準管理規約第13条とは？共用部分のルールと注意点を解説

「マンション標準管理規約第13条」は、共用部分の適切な使い方を定めています。本記事では、条文のポイントや国土交通省の補足説明、管理組合が注意すべき点をマンション管理士が解説。トラブルを未然に防ぐルール作りのコツや、柔軟な運用方法についても詳しく紹介します。

第14条バルコニー等の専用使用権

【規約解説】マンションのバルコニー・専用庭は誰のもの？標準管理規約第14条を徹底解説！

マンションのバルコニーや専用庭は共用部分？専有部分？標準管理規約第14条の条文と国土交通省の見解をわかりやすく解説！管理組合や区分所有者が注意すべきポイントもマンション管理士の視点から詳しく紹介します。

第15条駐車場の使用

【規約解説】管理組合が対策を講じたい駐車場利用ルールの考え方とは

標準管理規約第15条には、駐車場の使用に関する項目があります。管理組合として駐車場利用は使用面でも課題が多いテーマです。そして、駐車場は空きが無くても、また多過ぎても困るという性質があります。今回はこのような課題が多い駐車場にフォーカスします。

第16条敷地及び共用部分等の第三者の使用

【規約解説】マンション標準管理規約第16条を徹底解説｜共用部分の第三者使用のルールと注意点

マンション標準管理規約第16条では、共用部分を第三者が使用するルールを定めています。有償・無償の区別、総会決議の必要性、収益化の注意点など、マンション管理実務にも精通しているマンション管理士が詳しく解説します。

第17条専有部分の修繕等

【規約解説】対応マニュアル並に詳細…専有部分リフォーム時の注意点

標準管理規約第17条には専有部分の修繕等として、区分所有者が行うリフォームの取り決めがあります。補足説明も非常に細かくチェック項目があり、管理組合としても有益情報といえます。また主に筆者の観点からも気を付けておくべき事項として紹介します。

第18条使用細則

【規約解説】ペット飼育、置き配…使用細則の策定ルールについて紹介

今回は標準管理規約第18条の使用細則について取り上げます。管理規約では収まり切らないマンションのルールを、使用細則という形で総会決議を通じて定める必要があります。全般的な使用に関することや、ペット飼育、置き配、民泊について取り上げます。

第19条専有部分の貸与

【規約解説】マンションの専有部分を貸借する際に気を付けたいルール

標準管理規約第19条には、区分所有者が部屋を賃借人に貸与する場合のルールが定められています。そして、区分所有者の義務として賃借人に義務付ける事も３つあります。それぞれの解説とともに、貸与した際の区分所有者、賃借人の各注意点も紹介します。

第19条の２暴力団員の排除

【規約解説】マンションの暴力団排除規定とは？標準管理規約第19条の２を徹底解説

マンションの安全を守るために重要な「標準管理規約第19条の２（暴力団員の排除）」を詳しく解説。管理組合が取るべき対策や、実際の運用で注意すべきポイントをマンション管理士が分かりやすく説明します。

第５章管理

第１節総則

第20条区分所有者の責務

【規約解説】マンション標準管理規約第20条とは？区分所有者の責務を徹底解説！

マンション標準管理規約第20条「区分所有者の責務」とは？マンションの価値維持や適正管理の重要ポイントをマンション管理士が解説。管理組合・区分所有者が押さえておくべきルールや対策について詳しく紹介します。

第21条敷地及び共用部分等の管理

【規約解説】敷地や共用部分等の管理・費用負担のルールを細かく紹介

標準管理規約第21条の「敷地及び共用部分等の管理」について、条文とともに補足事項を紹介します。共用部分においては費用負担が管理組合か区分所有者・居住者かを明確にしておくことが重要です。マンション管理士の筆者が注意点を含めて紹介します。

第22条窓ガラス等の改良

【規約解説】管理組合と区分所有者共に確認したい窓ガラス改修ルール

標準管理規約第22条には窓ガラス等の改良として修繕のためのルールが定められています。一方の窓ガラス等の開口部は、専有部分ではなく共用部分であることが一般的です。規約条文と共に区分所有者として気を付けていきたいことを中心に紹介します。

第23条必要箇所への立入り

【規約解説】理事長はマンション内の必要箇所への立入りが許される？

管理規約解説の最初は、標準管理規約第23条にある「必要箇所への立入り」という条項について取り上げます。災害や緊急時に備えて、理事長の権限が大きくなっている条項ですが、その捉え方とともに管理組合として注意すべき事項も考えられます。

第24条損害保険

【規約解説】マンションの損害保険の仕組みとは？標準管理規約第24条を管理組合向けに分かりやすく解説

マンション管理組合の損害保険契約のルールとは？標準管理規約第24条を基に、区分所有者の承認が必要な理由・理事長が代理で保険金を請求する仕組み・契約時の注意点をマンション管理士が分かりやすく解説します。

第２節費用の負担

第25条管理費等

【規約解説】分譲マンションの管理費と修繕積立金の支払ルールは？

標準管理規約第25条の管理費等という条文には、管理費徴収のルールについて定められています。エレベーターを頻繁に使う等、共用部分の利用頻度等を管理費に勘案しないことも定められています。その他、管理組合として気を付けておくべき事項も紹介します。

第26条承継人に対する債権の行使

【規約解説】マンション標準管理規約第26条を徹底解説｜滞納管理費の請求は可能？

マンション標準管理規約第26条では、未払い管理費等を特定承継人（新所有者）に請求できるとされています。本記事では、特定承継人と包括承継人の違い、買主が管理費等の滞納を回避する方法、管理組合が速やかに回収すべきポイントをマンション管理士が詳しく解説します。

第27条管理費

【規約解説】管理費はここに使われる！国土交通省の見解も踏まえ紹介

標準管理規約第27条「管理費」より、条文と共に国土交通省が注意しておきたい事項を取り上げます。さらにそれらを踏まえて、管理組合や区分所有者が注意しておきたい事項を、とりわけ修繕積立金の用途とのすみわけの視点から具体的に紹介します。

第28条修繕積立金

【規約解説】修繕積立金の使い方5選！マンションの管理組合必見です

マンションの修繕積立金について悩んでいる方必見！毎月支払う修繕積立金、一体どこに使われているのか知っていますか？本記事では、マンション標準管理規約第28条に基づき修繕積立金の使途をわかりやすく解説します。建替えや大規模修繕など、様々なケースに合わせた情報も満載です。

第29条使用料

【規約解説】マンション標準管理規約第29条（使用料）を解説！管理費・修繕積立金との関係は？

マンションの「使用料」、適正に運用できていますか？管理費と修繕積立金の振り分け方や、機械式駐車場の別会計化など、マンション標準管理規約第29条を基に、管理組合の重要ポイントをマンション管理士が詳しく解説！

第６章管理組合

第１節組合員

第30条組合員の資格

【規約解説】マンション管理組合の組合員の資格とは？標準管理規約第30条をわかりやすく解説

マンションを購入すると管理組合の組合員になる？標準管理規約第30条のルールをマンション管理士が解説。賃貸住民や相続の場合はどうなるのか？よくある疑問にも回答！

第31条届出義務

【規約解説】マンション購入・売却後も安心！書類届出義務を徹底紹介

マンション標準管理規約第31条の「届出義務」より、区分所有者が管理組合に対して届け出る事項について紹介します。条文と共に、国土交通省が紹介する届出書の書式例、さらには筆者が注意すべき点や、新たに書式に追加したほうが良い点についても細かく解説します。

第２節管理組合の業務

第32条業務

【規約解説】管理組合が行う具体的な業務や実施の際の注意点を紹介

管理組合が実際に実施する業務としては、標準管理規約第32条に定められています。これらの条項を確認するとともに、第32条の補足事項や注意点、さらには実際に管理組合での業務活動を具体的に例を挙げて紹介します。

第33条業務の委託等

【規約解説】マンション管理組合はどこまで委託すべき？標準管理規約33条を徹底解説！

マンション管理組合はどこまで業務を委託できる？マンション標準管理規約第33条を、マンション管理士の視点からわかりやすく解説。管理会社との契約範囲や委託のメリット・デメリット、自主管理との違いも詳しく説明します。

第34条専門的知識を有する者の活用

【規約解説】マンション管理士等専門家の賢い活用方法（国交省推奨）

今回は標準管理規約第34条「専門的知識を有する者の活用」について、条文と共に国土交通省が補足事項として挙げている内容を紹介します。これらを踏まえてマンション管理士である筆者独自の視点から、管理組合において気を付けておいた方が良い点を具体的に紹介します。

第３節役員

第35条役員

【規約解説】奥が深い話！管理組合の役員に関する検討事項とは？

標準管理規約第35条には、管理組合役員を規定する条文があります。条文は理事の役職や人数、選び方、さらに外部専門家を役員とする場合のルール等が記載されます。一方で、表面には出てこない深い検討事項もあります。その点も含め今回の記事で紹介します。

第36条役員の任期

【規約解説】管理組合役員の任期はどれぐらいで定めればよいのか？

今回は標準管理規約第36条の役員の任期についてです。国土交通省の見解からも任期は２年が一般的ですが、外部専門家役員を登用する場合や業務を継続せざるを得ない場合は２年以上になるかもしれません。このような例も含め役員の任期について具体的に紹介します。

第36条の２役員の欠格条項

【規約解説】管理組合役員になれない人とは？（免除との違いも説明）

マンション標準管理規約第36条の２には「役員の欠格条項」という条文があります。この条文の内容や国土交通省が管理組合に対して補足・注意すべき説明を紹介します。また、これらを踏まえ管理組合や区分所有者が気を付けておきたい点を筆者独自の視点で紹介します。

第37条役員の誠実義務等

【規約解説】管理組合役員が知っておくべき！誠実義務のすべて

今回はマンション標準管理規約第37条から「役員の誠実義務」について紹介します。条文に加えて国土交通省が提示する補足事項や注意事項に加えて、筆者が独自の視点からも外部専門家を役員とする場合の工夫等も紹介します。

第37条の２利益相反取引の防止

【規約解説】マンション管理組合必見！利益相反取引を徹底解説します

マンション管理組合の役員が知っておくべき、利益相反取引として、今回はマンション標準管理規約第37条の2を解説します。国土交通省が挙げる外部専門家役員や理事長の利益相反行為に対する注意点に加えて、筆者が独自に考える具体的な事例と注意点も紹介します。

第38条理事長

【規約解説】絶対知りたいマンション管理組合理事長の役割とは？

標準管理規約第38条の「理事長」より、条文内容と共に国土交通省が注意点として挙げている事項を紹介します。さらに、それらに追加してマンション管理士である筆者独自の視点として、理事長に就任する方や理事長に対する配慮等についても紹介します。

第39条副理事長

【規約解説】マンション標準管理規約第39条とは？副理事長の役割を徹底解説！

マンション標準管理規約第39条で定められた「副理事長」の役割とは？理事長の補佐・代理・後継の立場としての重要性をマンション管理士がわかりやすく解説。管理組合に副理事長を設けるメリットや、理事長との役割分担、次期理事長へのステップアップについても紹介。

第40条理事

【規約解説】マンション標準管理規約第40条を徹底解説！理事の役割と報告義務とは？

マンション標準管理規約第40条を管理組合運営に精通しているマンション管理士が徹底解説！理事の役割や「重大な問題の報告義務」、監事のチェック機能について、具体例を交えてわかりやすく紹介します。

第41条監事

【規約解説】マンション管理組合の監事の仕事！わかりやすく徹底解説

今回はマンション標準管理規約第41条の監事について紹介します。第41条の条文とともに、国土交通省による監事に関する補足や注意点について、詳しく解説します。さらに、マンション管理士の筆者独自の視点から、条文や国交省補足にはない、管理組合や区分所有者にとって気を付けておきたい内容も紹介します。

第４節総会

第42条総会

【規約解説】区分所有者全員が確認したい総会の開催のルールとは？

標準管理規約第42条には管理組合総会のルールがあります。総会の構成員や通常総会を開催すべき時や、臨時総会について、さらには議長についてなどです。管理組合においては特徴があると思いますが、基本ルールはどうなっているのか、具体的に紹介します。

第43条招集手続

【規約解説】総会の招集手続で確認すべき事項を紹介（是非参考に）

今回は標準管理規約第43条の招集手続についてです。条文には建替えやマンション敷地売却の内容が多くなっていますが、大半の管理組合は通常議案の総会招集通知が中心でしょう。比較的細かな内容も含まれますが、注意点等も含めてマンション管理士が紹介します。

第44条組合員の総会招集権

【規約解説】マンション標準管理規約第44条「組合員の総会招集権」とは？

マンション標準管理規約第44条「組合員の総会招集権」を解説！組合員が自ら総会を開く条件や手続き、理事長の対応、実務上の注意点をマンション管理士がわかりやすく紹介。総会招集の活用法とリスクも詳しく解説します。

第45条出席資格

【規約解説】マンション標準管理規約第45条とは？総会の出席資格とルールを解説

マンション総会には誰が出席できる？標準管理規約第45条の出席資格・発言ルールを解説！管理会社や賃貸入居者の扱い、国土交通省の補足説明も紹介。管理組合・区分所有者の注意点も実務に精通しているマンション管理士が分かりやすく解説します。

第46条議決権

【規約解説】マンション管理組合の議決権とは？国土交通省の解釈も紹介

今回はマンション標準管理規約第46条「議決権」について紹介します。条文とともに、国土交通省が細かな補足・注意事項をしていますので、その点を抽出して解説します。最後の章では筆者独自の視点から、管理組合や区分所有者に役立つ補足もしていますので、ご確認ください。

第47条総会の会議及び議事

【規約解説】マンション管理組合の総会完全ガイド：標準管理規約第47条を紹介

今回はマンション標準管理規約第47条から「総会の会議及び議事」について紹介します。条文とともに国土交通省が挙げる補足や注意点について、筆者の解説も踏まえています。最後の章では、これらを踏まえての筆者独自の切り口から管理組合や区分所有者としての対策を紹介します。

第48条議決事項

【規約解説】マンション管理組合の総会で決めるべきこととは？国土交通省見解も解説

マンション標準管理規約第48条の議決事項について、条文とともに国土交通省が指摘している注意点について、筆者の解説含めて紹介します。さらにマンション管理士である筆者独自の観点から、管理組合や区分所有者が気を付けておいた方が良い点も紹介します。

第49条議事録の作成、保管等

【規約解説】総会後の疑問を解決！議事録の書き方から保管方法まで【管理組合向け】

マンション標準管理規約第49条「議事録の作成、保管等」について、条文とともに国土交通省が補足、注意すべき事項を紹介します。これらを踏まえて筆者独自の観点から管理組合や区分所有者が気を付けておくべき点をさらに補足して紹介します。

第49条の２総会資料の保管等

【規約解説】マンション管理規約第49条の2とは？総会資料の保管方法と電磁的記録の活用

マンション管理組合の総会資料はどう保管すべき？標準管理規約第49条の2では、書面・電磁的記録での保存ルールを定めています。本記事では、国交省の補足事項や管理組合が注意すべきポイントを、実務に精通したマンション管理士が解説します。

第50条書面（又は電磁的方法）による決議

【規約解説】書面決議・電磁的方法とは？マンション標準管理規約第50条のポイントを徹底解説

マンション標準管理規約第50条では、総会を開かずに「書面決議」や「電磁的方法」による決議が可能です。本記事ではそのルールやメリット・デメリットを、実務に精通しているマンション管理士がわかりやすく解説します。

第５節理事会

第51条理事会

【規約解説】理事会の具体的な役割を紹介（監事の立ち位置は？）

今回は標準管理規約第51条の理事会についてです。理事が出席する理事会は株式会社の取締役会に近い考え方といえるかもしれません。また監督機能を果たす必要があり、理事の業務執行報告やそれに対する相互牽制、そして監事からのチェックも重要になります。

第52条招集

【規約解説】マンション標準管理規約第52条とは？理事会の招集ルールと管理組合の対応策を解説

マンション標準管理規約第52条に基づく理事会の招集ルールを徹底解説！理事長が動かない場合の対処法や、国土交通省の見解、書面決議の活用方法まで、実務に精通しているマンション管理士が詳しく紹介します。

第53条理事会の会議及び議事

【規約解説】理事会に出席できない！マンション管理規約で定める理事会のルールを解説

マンション標準管理規約第53条「理事会の会議及び議事」について取り上げています。条文とともに国土交通省が補足、注意点として挙げる事項、更にはマンション管理士である筆者独自の観点から、管理組合や区分所有者に気を付けておくべき事項を紹介します。

第54条議決事項

【規約解説】マンション管理組合の理事会、実はこんなことも決められる！第54条のすべて

マンション標準管理規約第54条にある理事会の「議決事項」について、条文とともに国土交通省が補足する内容について、マンション管理士である筆者の解説付きで紹介します。また、条文や補足説明以外にも、筆者独自の観点から管理組合や区分所有者に気を付けておくべき内容も紹介しています。

第55条専門委員会の設置

【規約解説】マンション標準管理規約第55条｜専門委員会の設置と活用ポイントを解説

マンション標準管理規約第55条では、専門委員会の設置とその役割が定められています。本記事では、設置のポイント、具体的な活用例、国交省の補足事項、管理組合が注意すべき点を、実務に精通しているマンション管理士が分かりやすく解説します。

第７章会計

第56条会計年度

【規約解説】マンション管理組合の会計年度とは？第56条のポイントと注意点を解説

マンション標準管理規約第56条では「会計年度」について定められています。管理組合の財務運営において、会計年度の設定や役員任期とのズレによる影響を理解することが重要です。本記事では、会計年度の基本から注意点までマンション管理士が分かりやすく解説します。

第57条管理組合の収入及び支出

【規約解説】マンション管理組合の収入と支出とは？標準管理規約第57条をわかりやすく解説！

マンション管理組合の収入と支出のルールを標準管理規約第57条に基づいて解説。管理費や修繕積立金の違い、資金移動の可否など、区分所有者や理事が知るべきポイントを業務に精通しているマンション管理士が分かりやすく説明します。

第58条収支予算の作成及び変更

【規約解説】マンション管理組合の予算はこれで完璧！管理士×経営企画の視点も紹介

今回はマンション標準管理規約第58条の「収支予算の作成及び変更」の条文並びに、国土交通省の補足説明を紹介します。また、マンション管理士兼経営企画部門出身の筆者独自の観点から、収支予算の立案において、管理組合や理事会役員の方に気を付けておいた方が良い点も紹介します。

第59条会計報告

【規約解説】マンション標準管理規約第59条を解説！会計報告の重要ポイントとは？

マンション標準管理規約第59条『会計報告』について、理事長・監事の役割や総会での承認の重要性、注意点を業務に精通しているマンション管理士が分かりやすく解説します！

第60条管理費等の徴収

【規約解説】マンション管理組合必見！管理費等滞納時の対応と国土交通省の見解は？

マンション標準管理規約第60条の「管理費等の徴収」の条文とともに、国土交通省の補足事項をマンション管理士である筆者の補足付きで紹介します。さらに、筆者独自の視点から、管理組合や組合員に気を付けておいた方が良い点を代表例として５つ紹介します。

第61条管理費等の過不足

【規約解説】マンション標準管理規約第61条の解説｜管理費等の過不足の対応と注意点

マンション管理費や修繕積立金が余ったり足りなくなった場合、管理組合はどう対応すべき？マンション標準管理規約第61条を基に、過不足の処理方法と注意点を、マンション管理士であり財務の専門家でもある筆者がわかりやすく解説。

第62条預金口座の開設

【規約解説】マンション標準管理規約第62条とは？管理組合の預金口座の開設・管理ルールを解説

マンション標準管理規約第62条では、管理組合の預金口座の開設が義務付けられています。本記事では、口座開設の目的や適切な管理方法、印鑑・鍵の保管ルールなどを業務に精通しているマンション管理士が解説。理事長交代時の引き継ぎのポイントも紹介します。

第63条借入れ

【規約解説】マンション管理組合の借入れとは？標準管理規約第63条をわかりやすく解説！

マンション管理組合は借入れを活用できる？マンション標準管理規約第63条をもとに、管理組合の借入れの目的や注意点、金融機関の審査基準、返済計画の立て方を、マンション管理士兼財務の専門家がわかりやすく解説。適切な資金調達方法を知りたい方は必見！

第64条帳票類等の作成、保管

【規約解説】管理組合における帳票類の作成、保管のルールとは？

標準管理規約第64条には、「帳票類等の作成、保管」という管理組合として対応すべきルールがあります。区分所有者や利害関係人の要請によって、書類を閲覧させたり、コピーして渡したりする必要があります。今回管理組合で発生する事例も含めて紹介します。

第64条の２組合員名簿等の作成、保管

【規約解説】管理組合員・居住者名簿の作成と保管方法を詳しく紹介

今回は標準管理規約第64条の２の組合員名簿等の作成、保管を紹介します。災害やマンション内の漏水事故等迅速な対応が必要な場合に備えて、名簿の充実が求められています。管理組合としてどのような対応を行なえばよいのか、規約条文を参考に紹介します。

第65条消滅時の財産の清算

【規約解説】マンション管理組合が解散すると財産はどうなる？標準管理規約第65条を分かりやすく解説

「マンション標準管理規約第65条」とは？管理組合が消滅した際の財産清算のルールをマンション管理士が解説。共用部分の持分割合や国土交通省の補足事項も詳しく解説します。

第８章雑則

第66条義務違反者に対する措置

【規約解説】マンション管理上の義務違反対策とは？標準管理規約第66条を詳しく解説

「マンション管理規約第66条」に基づく義務違反者への対応を解説します。管理組合の対処法や競売請求の可否、実際の事例を交え、適切な対応策を紹介します。トラブルを防ぎ、快適なマンション生活を維持するためのポイントも解説しています。

第67条理事長の勧告及び指示等

【規約解説】マンション標準管理規約第67条とは？理事長の勧告・指示・法的措置を解説

マンション標準管理規約第67条では、理事長が「勧告・指示・警告」を行う権限を持ち、場合によっては法的措置も可能と定められています。本記事では、第67条の詳細や適用ケース、管理組合や区分所有者が注意すべきポイントをマンション管理士が解説します。

第67条の２区分所有者の所在等の探索

【規約解説】区分所有者の所在不明トラブル｜管理組合が取るべき対応と探索方法

マンション管理で所有者と連絡が取れない所在不明問題に対応する、マンション標準管理規約第67条の２「区分所有者の所在等の探索」を詳しく解説します。管理費滞納や漏水対応などが起こった場合の所在不明の区分所有者に対して、管理組合が取るべき適切な手続きを紹介します。

第68条合意管轄裁判所

【規約解説】マンション標準管理規約第68条「合意管轄裁判所」とは？管理組合の注意点

マンションの裁判はどこの裁判所で審理される？標準管理規約第68条のルール「合意管轄裁判所」と管理組合が注意すべき点を、実務に精通しているマンション管理士が分かりやすく解説。

第69条市及び近隣住民との協定の遵守

【規約解説】マンション標準管理規約第69条とは？市や近隣住民との協定を守るポイントを解説

マンションの管理組合には、単に住民同士のルールを決めるだけでなく、市や近隣住民と結んだ「協定」を守る責任もあります。例えば、ゴミ出しのルールや駐車場の利用、景観の保全など、マンションの運営は地域社会と密接に関わっています。そこで重要なのが、...

第70条細則

【規約解説】マンション標準管理規約第70条とは？細則の役割や作成のポイントを分かりやすく解説！

マンション標準管理規約第70条に定められた「細則」について解説。管理規約との違いや具体的な細則の例、制定・運用時の注意点をマンション管理士が分かりやすく説明します。

第71条規約外事項

【規約解説】マンション標準管理規約第71条とは？規約外事項の対応方法を分かりやすく解説

マンション標準管理規約第71条とは？管理規約や法律にルールがない場合の対応方法を実務に精通しているマンション管理士が詳しく解説。総会決議の活用や合意形成の重要性についても詳しく紹介します。

第72条規約原本等

【規約解説】規約原本とは？マンション標準管理規約第72条をマンション管理士が解説

「マンション標準管理規約第72条『規約原本等』について、管理組合や区分所有者が知っておくべきポイントを解説。規約の管理・閲覧ルール、電磁的方法の活用、国交省の補足事項も、マンション管理士である筆者の独自視点も入れながら詳しく紹介します。

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