最近のマンション関連トピックスを紹介します。
今回筆者が気になって紹介する話題は以下の通りです。
・「理想が叶いました」中古マンションの“リノベ”が新たな選択肢に!近畿の新築マンション平均価格は4年連続上昇
・NY市の住宅市場に超高級ブーム-天井知らずの価格高騰
それぞれ具体的に紹介したいと思います。
ちなみに、ヘッダーの画像は、京都・三条通に建つマンションの風景です。
マンション、修繕積立の正解は 「段階式」引き上げに難
対策にはまず「均等式」と「段階式」という異なる2つの積立方式を正しく知る必要がある。
とのことで、修繕積立金不足の例がいくつか紹介されています。
国土交通省の2023年度調査によれば、修繕積立金が「計画に対して不足」というマンションは36.6%ある。一方、新しいマンションほど積立方式は段階式が多く、その割合は15年以降に完成したマンションの81.2%に上る。
ということです。
こちらは、筆者も非常に細かく紹介した令和5年度マンション総合調査
のデータと思われます。
多くの管理組合では、新築マンションの修繕積立金は低く設定されており、将来必要であることは理解していない区分所有者もいると考えられます。
そのため、不足であることを説明するために、修繕積立金の説明会3回、3年を掛けて値上げを行った管理組合もあるようです。
当該記事からも、将来のために、管理組合として修繕積立金には適切な積立方法が必要なことをいち早く認識し、積み立てていくことが重要であると改めて感じると思います。
「理想が叶いました」中古マンションの“リノベ”が新たな選択肢に!近畿の新築マンション平均価格は4年連続上昇
中古マンションを購入し、自分たちがやりたいようにリノベを行うことで、思っていた住まいにするという取り組み例です。
関東首都圏同様に、近畿でも新築マンション価格が高騰している現状があります。
そのため、中古マンションを購入して、内部をリノベーションすることによって、価格を抑えながらも好みの空間を作ることができる事例が紹介されています。
ビンテージマンションを中心に、室内をフルリノベすることによって、お洒落な空間を作る取り組みは今に始まったことではありません。
筆者の周辺でも数々の事例があり、そのような暮らし方を満喫している方がいるのも事実です。
それが新築が高いという「やむを得ない理由」からますます広がっていく可能性がありそうです。
ただ、今後は中古マンションも首都圏の駅近という便利な地域を中心に、ますます値段が上がっていくことも想定されます。
NY市の住宅市場に超高級ブーム-天井知らずの価格高騰
話題中の話題的な内容で少し日本とは桁違いの印象はありますが、ニューヨークの超富裕層が購入するような物件の価格が高騰しているという記事です。
1000万ドル以上の物件で少なくとも278件が成約した。「相変わらず、富裕層はさらに裕福になり、それ以外の人々は取り残されているようだ」と。
400万ドル以上の物件の成約額は今年110億ドルを超え、昨年から8.5%増えたと説明。この価格帯の物件の成約件数は1295件に達した…
1,000万ドルといえば、日本円に換算すると15.7億円規模、また、400万ドルであっても、6.28億のマンションということで、桁違いに高い取引がなされているようです。
さすが、ニューヨークといった感じですね。
そして、
「この数字は完全に、新築物件の販売がけん引したものだ」とオルシャン氏は指摘し、「人々は新しいものを求めている。コンドミニアムで得られる所有の自由、新しいインフラ、設備を求めている」
とのことで、どこかと似たような現象です。
世界中の人々は、新しいマンションを求めているのでしょうか…?
また、前項の日本のリノベーション記事とも対照的になっています。
さらに、記事の一番下にあるのは、
730 Fifth Ave.、26A: 1億3500万ドル
アマンニューヨークの最上5フロアを占めるこのコンドミニアムは、未完成の状態で引き渡された
とのことです。
麻布台ヒルズ最上階を彷彿させますね。
ちなみに、当コラムのTOPのヘッダー写真は、ニューヨーク・ブロンクス地区のビンテージマンションです。
Led Zeppelinのアルバムで、フィジカル・グラフィティのジャケットの場所でもあります。
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