最近のマンション関連トピックスを紹介します。
今回筆者が気になった記事は以下の通りです。
・東急東横線で中古マンションの価格相場が安い駅ランキング、3位菊名/大倉山、2位白楽、1位は?
・マンション価格も金利も上昇の今、狙い目は各駅停車駅!試してみたい3つの「ちょい駅ズラし」テクニック
・中古マンション高騰「1億円」時代に 人気の億ションは
それぞれ具体的に紹介します。
ちなみに、ヘッダーの写真は、最近散歩したみなとみらい地区のタワーマンションの風景です。
右側はザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜で、正面がBrillia Grandeみなとみらいと、パシフィックロイヤルコートみなとみらい オーシャンタワーをはじめとするタワーマンション群です。
「管理会社にむしり取られる」マンションの保守業務、割高になる例も
国土交通省は20日、事業者が自社やグループ内の企業に清掃や修繕などの業務を発注する際、住民や所有者への事前説明を義務づける方針を示したとの記事です。
第三者管理者方式のマンションの内容が挙がっており、
「清掃業務について別の総合管理会社に見積もりをとると、今の費用の半額だった。」
との内容です。
第三者管理者方式である場合は、管理会社が管理組合経由で細かな確認がなされずに発注される場合も考えられます。
さらに、普段管理会社に委託している分譲マンションであっても、もしかしたら同様の事例があるかもしれません。
今後第三者管理者方式の中で、とりわけ管理会社が実施する管理業者管理者方式に対して、国土交通省がどのような方針を出してくるのか、今後確認する必要がありそうです。
東急東横線で中古マンションの価格相場が安い駅ランキング、3位菊名/大倉山、2位白楽、1位は?
東横線沿線の中古マンションの価格ランキングです。
渋谷と横浜に直結する東横線ですが、渋谷に近いほど高い傾向にあります。
ちなみに、
次に高いのは渋谷で1.35億円
3位は中目黒の1.194億円
となっています。
逆に安いところは
2番目に安いのは白楽で4,380万円
3位は大倉山、菊名で4,485万円
だそうです。
武蔵小杉はタワーマンションの影響からか、横浜よりも高くなっています。
また、多摩川を渡ると価格がぐっと上がっており、非常に分かりやすい傾向も確認できます。
マンション価格も金利も上昇の今、狙い目は各駅停車駅!試してみたい3つの「ちょい駅ズラし」テクニック
前記事と同様に、駅とマンション価格に関する記事です。
急行停車駅と各駅停車駅を比較して、ずらすと価格メリットがあるということのようです。
LIFULL HOME’Sが発表した「各駅停車しか停まらないのに人気の駅ランキング」からのデータとなっています。
横浜市でいえば、先の東急東横線に対して、東急田園都市線のデータが出ています。
急行停車駅と各駅停車駅の差は以下のような形で出ているようです。
あざみ野 ◎ 5,904万円
江田 ● 5,199万円
市が尾 ● 4,981万円
藤が丘 ● 4,901万円
青葉台 ◎ 4,700万円
田奈 ● 4,642万円
長津田 ◎ 4,946万円
◎は急行停車駅で●は各駅停車駅
出典:ダイヤモンド不動産研究所の当該記事より。データはLIFULL HOME’S PRESS編集部作成のもの
感覚的には、各駅しか止まらない駅は便利さがやや減少するため、価格が安くなるのではという点は一般的にも理解できます。
また、単純比較はできないかもしれないですが、前記事の東横線の妙蓮寺、白楽、大倉山、菊名のほうが割安な価格となっているのも印象的です。
中古マンション高騰「1億円」時代に 人気の億ションは
中古マンションが主要地域で高騰しているという話題です。
日経MJがマーキュリーの協力を得て、首都圏で23年11月〜24年10月の間に取引されたファミリーマンションの中古物件の平均価格や竣工時からの上昇幅を分析したという記事です。
都心では港区がダントツに高く、株価の上昇などを受け資産が増加した富裕層が「現金を不動産に変えた方が良い」という発想で購入する方が多い様です。
完全に投資感覚で余剰資金をマンションに投入しているという感じでしょうか。
今後も価格高騰が見込まれることから、投資に踏み切るという状況のようです。
人気の地域は?
また、人気の地域としては
・皇居ビューの千代田区
・渋谷駅徒歩圏内
が高額物件だそう。
豊洲、晴海の湾岸エリアは、2000年代半ばの分譲時は今ほど人気はなく、「1億円なんてありえない感じ」だったとのこと。
それが今や晴海フラッグの後押しもあり、多くが1億円を超える物件です。
横浜の状況は?
さらに、都内から見ると郊外地域ともいえる横浜や川崎でも同様の傾向があるようです。
神奈川県内では横浜駅前の再開発に伴って07年に竣工した「ナビューレ横浜タワーレジデンス」も分譲から3.23倍の1億8313万円(割り戻すと販売価格はなんと5,669万円!)、「パークタワー横浜ステーションプレミア」も2.77倍と大幅に上昇しています。
川崎や横浜で価格が上昇している物件に共通しているのが、分譲時期が2000年代で駅からの距離が近いという点。
マンションの価格高騰はどこまで続くのか、引き続き注目されます。
コメント