日経や雑誌等で取り上げられた気になった記事を、都度まとめて配信しようかと考えました。
毎日話題があるか分かりませんが、話題があれば随時共有しようかと考えています。
今日は、少々前のものもありますが、
・世田谷区の8階建てマンションが耐震不足の可能性、日影規制にも抵触…東急不動産が解体へ
・マンション建築費が2カ月連続微減 11月、鉄筋安が響く
・穴吹興産、オンラインでマンション販売 新築分譲の全物件
・マンション管理組合向け「つなぎ資金専用マンション管理組合ローン」提供開始
の各記事について紹介します。
マンション価格、年収の10倍超える 東京は18倍に
全国平均として調査以来初めて、マンションの価格が年収の10倍を超えたそうです。
最も高倍率は東京の17.78倍、次いで長野県の15.88倍だそうです。
「東京ではマンションを買う目的が『住むための器』ではなく、投資対象に変わってきた」と指摘されているようですね。
一方の長野県は、軽井沢でのマンションの供給の影響があるとか。
その他、京都府や沖縄県でも相場を押し上げる現象があります。
対して、中四国エリアは倍率が低いようです。
最も低いのは山口県の6.46倍、次いで香川県の6.79倍だそうです。
東京と比較して大分差がありますね…。
仮に、年収600万円で統一して考えると、マンション価格は
・長野県(おもに軽井沢?)は9,528万円
・山口県は3,876万円
という価格イメージになります。
世田谷区の8階建てマンションが耐震不足の可能性、日影規制にも抵触…東急不動産が解体へ
耐震不足の可能性や、建築基準法の日影規制などへの抵触が判明し、解体されることとなったようです。
1998年に完成した「東急ドエル・アルス世田谷フロレスタ」ですが、同社や管理組合によると、2020年、同社などの調査で梁はりの強度などが不足している可能性が発覚したとのこと。
「安全性を担保できない」として建て替えを決め、21年に全住民が転居したが、その後の測量で、同法の日影規制や高さ規制に抵触していることも判明したらしいです。
建て替えると全戸が入れず、断念したとのことです。
理事長は、突然の通知で話し合われていないとのことですが、建て替え後に住むことを想定されていたと思うので、寝耳に水のことなのかと察します。
いずれにせよ、区分所有者は引っ越し代や一時的な移転先の家賃等の補填はされるとは思いますが、その後に新たな住居を探さないといけなくなると、かなりの負担になることも考えられます。
マンション建築費が2カ月連続微減 11月、鉄筋安が響く
こちらは値下がりの話です。
建築需要が弱く鉄筋が値下がり傾向にあり、全体を押し下げたとのこと。
また、マンション以外の建築費も前月比微減とのことで、オフィスビルや工場、住宅(木造)も減っている傾向にあるようです。
物価高の中で、どの業界でも値上げが続く中で、建築費が微減ということで一時的かもしれませんが、珍しい話題かと思います。
穴吹興産、オンラインでマンション販売 新築分譲の全物件
同社は、新築分譲マンションの購入申し込みから契約手続きまでの全工程を、2025年春からオンラインでできるようにするとのことです。
内覧以外は特段分譲会社と対面で話をする必要もなく、書類の受け渡し等になるため、手間も省けると考えられます。
「高額な買い物だから」ということで、丁寧に対面での手続きを要望する方も一定数はいらっしゃるかもしれません。
一方で、若い層はとくにネットリテラシーも高く、小さなころからネットに慣れ親しんだ層でもあることから、ネット完結でも違和感はなさそうですね。
マンション管理組合向け「つなぎ資金専用マンション管理組合ローン」提供開始
たまたま発見したPR記事です。
18ヶ月以内の短期借入に限定した商品とのことで、補助金・助成金や、新たな融資までの間をつなぐ融資です。
金融面では「つなぎ資金」という言い方をして、短期借入が中心となる考え方です。
本来なら十分な修繕積立金が必要となる管理組合ですが、付加価値を付ける工事には、補助金や助成金を獲得できる可能性もあります。
ただ、補助金や助成金は、工事代金を支払ったあとに振り込まれることから、その間にお金が足らない可能性もあります。
そのような間をつなぐ意味でも、当該融資のような活用は今後ますます考えられそうです。
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